こんにちは、動物看護師の矢吹です。

先日、ノミ・ダニとフィラリア予防の院内セミナーが行われました。

【ノミ】ペットのノミのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

ノミは、外部寄生虫といって動物の体表に寄生しますが、目に見えているノミは、全体のたった5%といわれています。 ですので、前持って予防が必要なのと、気付いたときにはアレルギー皮膚炎などを引き起こす可能性があります。また、ヒトにもノミに刺されるとかゆみといった症状がでます。

ノミは暖かい環境を好むためヒトと動物が住む環境中のソファーやベッドにノミの卵が落ちているかもしれません。 もしノミがついてしまったら身の回りのものも要注意です。

 

【マダニ】マダニのイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

ダニもノミと同じく動物の体表に寄生します。ノミと比べて吸血しているというのが分かりやすいのではないでしょうか?

ダニは、ジメジメした環境を好むため河川敷や公園、森林などに多く潜んでいます。

今回のセミナーで初めて学んだのですが、全国に多く生息するフタトゲチマダニキタマダニは、8月-9月で発生のピークを迎えることがわかりました。冬にマダニがいないわけでもないので、秋までしっかりと予防することが大切です

もし、一緒に暮らしているワンちゃん、ネコちゃんがマダニに刺されてしまったら動物病院に受診をオススメします。 無理にピンセット等で取っても、かえって動物の体内に病原体が入り込んでしまう恐れがあるためです。 当院では、スプレータイプで簡単にマダニを取る処置も行なっています

 

当院でのノミ・マダニ予防薬は、首の後ろに液を垂らす滴下タイプと飲み薬タイプが2種類があります。(フィラリア予防が一緒のもの1種類、ノミマダニのみ1種類)

 

【フィラリア】蚊が媒介する感染症のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

フィラリアは、動物の体内に寄生します。蚊が媒介するもので、寄生部位は肺動脈と心臓です。 感染初期の症状もこれといった症状もなく元気食欲がないかな?くらいでとてもわかりにくいです。ですが、中程度になると咳や、運動を嫌がる症状がみられ、重度になると呼吸困難、腹水、血色素尿から最悪死に至ります。

地域によって差はありますが、現在も国内の犬において、およそ毎年2万頭が感染していると考えられます。

必ずフィラリアがいないか検査をしたうえでフィラリアの予防をはじめましょう

ネコちゃんもフィラリア症に罹ることあるのでが一緒に予防していきましょう。

フィラリア検査と検診を兼ねた外の検査センターに血液を出す検診セットもオススメです。

当院でのフィラリア予防薬は、注射タイプ、飲み薬タイプ(ノミダニ予防が一緒のもの2種類、フィラリア予防薬2種類)があります。 2個セットですとお得な値段でお持ち帰りいただけます♪

予防薬もたくさん種類があり合う合わないもあると思いますので是非ご相談していただけたらと思います! 春の予防のご来院お待ちしております♪

動物看護師 矢吹