こんにちは。院長の奥山です。

今日、ベンガルの帝王切開がありました。

陣痛が始まってから6時間たっても生まれてこないとのことで帝王切開に踏み切りました。

わんちゃんは、そのかわいさと需要の多さから小型化されて、骨盤が狭かったり頭が大きかったりしている子が多いので、難産が多いのですが、ねこちゃんは難産は少ないです。シャムやペルシャなどは難産が多いそうですが、ねこちゃんの体型はみんなの同じくらいで比較的姿も野生のときのままなので、そのため難産は比較的少ないのかなあと思います。

ですので、珍しいなあと思っていました。

そして手術に踏み切り、お腹を開けて子宮を開けて胎児を取り出そうとしてみると、子宮が内部で一部狭くなって場所があり、そこで胎児が詰まってしまってそれ以上進まないような状態でした。2度目のお産とのことだったので、1度目のお産の時に炎症をおこしたりして癒着してせまくなってしまったのかなと思いましたが、胎児を傷つけないようにそれを広げてなんとか取り出しました。

2頭生まれたうちの詰まってた子はなかな鳴きださなくて、ダメかな〜と思ってるところ鳴き出してくれて、安心しました。

お産に時間がかかると胎児も弱ってしまいますし、自然には生まれて来なさそうな状態だったので、すぐに帝王切開に踏み切って正解だったなと思います。

難産になりやすい要因としては、

・通常の妊娠期間より長くかかっている。(犬平均63日、猫平均65日)

・胎児数が少ない。(1〜2頭)

・ブルドック、超小型犬、シャム、ペルシャなど難産になりやすい種類。

・母犬、母猫が高齢。

などで、難産の判断のポイントとしては

・微弱な陣痛が4時間以上続くが胎児が出ない。

・強い陣痛が30分以上見られるが胎児が出ない。

・陰部から緑色の排液があるにもかかわらず、2〜4時間以内に胎児が出ない。

・破水してから2〜3時間経過するが胎児が出ない。

・胎児が娩出されてから4時間以上経過するが次の胎児が出ない。

などがあります。

子供を産ませたいと考えている方は、事前に病院で胎児数を確認しておくこと、動物の出産について学んでおくことが大事です。難産になりそうと予測できればかかりつけの病院と相談して、準備しておけるといいかなと思います。

院長 奥山